本場奄美大島紬織工修行中！

帰省中の仕事絡みのネタの続きです・・・



帰省中に、以前よりお世話になっています古着物屋の『らしく』さんにお邪魔しました。


行けばいつも着物の話題で盛り上がって、時間を忘れて話し込んでしまいます。


色々な方との出会いも多く、紬バッグを依頼したcloth.junさんとの出会いのきっかけもらしくさんでした。



帰省して最初にお邪魔した日は、たまたま少し時間が空いたので顔見せにお邪魔したのですが・・・

「いつ時間空いてる？　会いたがっている方がいるの！」と言われ、10日に再訪問。


そこでお会いしたのが、備後絣協同組合　顧問の渡辺さんです。

備後絣は日本三大絣の一つと言われる木綿の織物で、一時はモンペなどの需要で地元では大きな産業でしたが、

今では生産されているのがわずか二社のみとなっています。


渡辺さんは後継者育成の取り組みを行政側からされているという事で、

奄美での大島紬の現状等を私が知る限りお話させて頂きました。


備後絣ブログ　→　http://blog.livedoor.jp/bingo_kasuri/

渡辺さんのブログ　→　http://ameblo.jp/kowa0315/

「10年後位に協力してね！」と言われましたが、10年後・・・

私は何やってるか分かりませんよ～～　




11日まで実家に滞在し、12日には広島駅ビルASSE内の「きもの　やまと」さんにお邪魔しました。


こちらに9～12日まで催事で親方の息子さん（三代目社長）が来られていました。


お手伝いができれば・・・と思い立ち寄ったのですが、この日はお客様のご来店が少なく

お客様が居ないのなら・・・と駅近くのMAZUDAスタジアムに行ってみたり



　（もちろんカープグッズ購入しました）


お店に戻るとお客様が！


三代目の丁寧な大島紬の説明の合い間に、織工としての苦労や工程等の説明をさせて頂き・・・


目の前で大島紬が購入されました！


実際買われていく現場に立ち合わせて頂き、とても勉強になりました。








そんな、色々なことがあった今回の帰省の最後に。。。


10日に実家の前の家のおじさんのお見舞いに行きました。

おじさんは30年前に大阪からおばさんと仕事の都合で移住して、私の家の前に家を建てました。

以来、我が家とは親戚のような付き合いをしてきました。

おじさん夫婦に子供がいなかったのもあって、私達兄弟をとても可愛がってくれました。


帰省して聞いたのが、おじさんの食道癌と肺癌の発覚。

10日に入院して胃ろう（胃に直接栄養を流す）して体力を回復させてから放射線治療を受けると。

10日しか会えそうになかったので、夕方病院に面会に行きました。

「もしかするとこれが最後かも・・・　」と思いながら、「頑張って、元気なって奄美来て。」と話して帰りました。

28日の朝に連絡があり、おじさんが亡くなったのを知りました。

おばさんの話では、私が会いに行ったのを喜んでいたと。

治らないけど、元気になって奄美に行こうと話していたと。

今回の帰省、一番大きかった事はおじさんと亡くなる前に会えた事だと思います。


おじちゃん、今まで有難う。向こうに行って父に会ったら宜しく。
二人で久し振りに飲んで下さい。

今度帰省した際には、おじさんと一緒に飲んだ黒糖焼酎の『緋寒桜』を供えようと思います。