しーまブログ 島の物産品奄美大島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2010年07月25日

明日は満月


龍郷でのバイトが夕方に終わり、親方に誘われてご飯に。

ご飯の帰りに親方を送って行く途中、あまりに月夜が綺麗だったのでちょっとドライブしてきました。




デジカメが古いので、イマイチですねicon11

あうんの上の方から撮りました。

満月は明日。

今宵の様に、綺麗に月が見えるといいですね。

  


Posted by junko  at 22:34Comments(2)

2010年07月24日

機織り③

すみません、更新が遅くってicon10


さて、綜絖通しの次は筬通しです。

綜絖の手前のクシみたいなのが筬です。

以前は竹で出来ていましたが、現在は金属の筬が容易に手に入り扱い易くなってます。

この筬に、前後ろの綜絖に通った糸二本を通していきます。

筬通しと呼ばれる専用の器具に糸を二本引っ掛けて、

筬歯に入れる。

筬歯の大きさはこんな感じです。

順番に、一歯も空けず、同じ歯に通す事もなく・・・

全部通します!

ここまでくれば後は結構簡単です。


問題はここまでのアゼ拾い・綜絖通し・筬通しを間違えてないかです。

間違えていても修正が効くのですが、これが面倒なので私は何度も確認を繰り返しながら作業を進めていきます。

今回はノーミスicon22

次は機掛けの作業に移ります~



  
タグ :大島紬


Posted by junko  at 01:18Comments(0)

2010年07月19日

機織り②

速度の遅い更新ですみませんm( _ _)m

“アゼ拾い”の次は“綜絖通し”です。

島では綜絖=フヤとも言います。

大島紬では糸綜絖を使用します。

金属製の綜絖もあって、そちらは専用の器具で糸を通すらしいのですが、
糸綜絖では手で通します。


まず機に綜絖を前後ろに2つ提げます。

前と後ろに交互に糸を通すことによって踏木を踏んだ時に糸が上下に別れ、横糸を通す事が出来るのです。


綜絖の糸の上下の間に指を入れて、

糸を引っ張り出します。

図解すると、

こんな感じです。

これをまた1280本繰り返します。

前後の綜絖にアゼ拾いした順番に間違えずに・・・

全部!

これが一番時間が掛かる作業です。

久しぶりにすると指が攣りそうにicon10

“綜絖通し”の次は筬通しです。
  
タグ :大島紬


Posted by junko  at 13:36Comments(0)

2010年07月14日

機織り①

やっと新しい紬に取り掛かりました。

機織りの工程を紹介します。

先ず初めに本場奄美大島紬の定義を。

(1)絹100%である
(2)先染めで、手織りである
(3)平織り組織である
(4)締機(しめばた)で手作業により経緯(たてよこ)絣の加工をしたものである
(5)手機(てばた)で経緯絣を絣合わせして織り上げたものである

ということで、本場奄美大島紬は基本『手織り』です。

機械織りもありますが、産地証明と言われる変わった証紙が付きます。



今回親方から出して頂いた原料は「9マルキ 総絣」です。

“マルキ”とは、縦絣糸の数を表す単位で、1マルキ=80本。

今回は9マルキなので、9×80=720本の縦絣糸を使います。

ちなみに、“絣糸”とは織り上がった時に柄が表れる様に模様が付いた糸の事です。

“総絣”とは、横糸にも絣加工がなされており、柄模様が繊細な部分まで鮮明に表現され、加工に最も高度な技術と日数をようする・・・と「製織技術の手引き書」に書いてありました。

単純に・・・難しいってことですface07

そんな高度な技が無いと織れない原料を出してくれる親方・・・ 超プレッシャーなんですがicon10

文句言っててもしょうがない。

渡されたので織るのみです!



先ず、経糸から。

絣と地糸を機にセットします。

上が絣糸、下が地糸です。

地糸は左右の空きが同じ様にセットします。

次に“アゼ拾い”を行います。

地糸の間に絣糸を入れていく作業です。

糸一本ずつ絣糸1本、地糸2本の順番で。


数を数えながら絣糸を動かしていくこと1276本(地糸+絣糸)

用心の為に2回数え直して、次の“綜絖通し”の作業に。


明日アップします~


※注意:細かい説明は省略していますので悪しからずicon23  


Posted by junko  at 02:41Comments(6)

2010年07月12日

泥から咲いた花


夏ですか?

やっと洗濯物が乾きやすい天気になりましたicon01

先週着た浴衣を洗おう♪



さて、先週は気が付けば多忙の日々。。。

忙しいの一つに、納期が10日の作品の依頼がありました。

私、夏休みの宿題は8月31日にする人なんですicon10

そんな感じで納期ぎりぎりで作ったのは・・・



泥染め職人からの依頼で、泥染めした布からコサージュを作りました。

この子達、東京でデビューするそうです。

一個でも多く、お嫁に行けばいいな~


コサージュ以外にも大島紬でのループタイの依頼があり、金具の取り寄せに悪戦苦闘しながら何とか作成。

土曜日の夜に、依頼の仲介をして頂いた方に渡すことが出来ました。

ループタイの写真はまた後日icon23

無事納品して代金を頂き「あとは依頼者が喜んで下されば・・・」と思っていたら仲介者の方が、

「誕生日なんだよね~face02、ループタイいいよね~」

早く言って!

金具をまた取り寄せすることになりましたicon11

請求書付けて渡そうかな・・・


何にしろ、依頼を頂くのは有難いことです。

あと残ってる依頼は・・・  face08

親方のネクタイの修復!

頑張りますface01


今日から新しい紬の原料を機に立てる予定です。

「機織りは見た事あるけど」って方は多いと思うのですが、大変なのは折り始めるまで。

どうやって織っていくかを紹介していきます。

乞うご期待!

  
タグ :泥染め


Posted by junko  at 09:48Comments(2)

2010年07月07日

新作!紬バッグ

雨ですね。。。icon03

昨日、盗られた自転車の被害届を出してきました。

対応して頂いた屋仁川交番のお巡りさんは、先月バイト先に来られた方でした。

土曜日に港町で轢き逃げ事件があったようで皆さんお忙しい様でしたが、
私の自転車も合間に探して頂いて、一日も早く戻ってきて欲しいと願います。



さて、気をとり直して!

オーダーしていた新作の紬バッグが届きました。

届きたてのホヤホヤ。






竹のハンドルはLLP和楽美さんの『風呂敷バッグ』のハンドルを使用。

これは今エコバッグとして人気で、

こんな使い方が出来るハンドルです。

このハンドルシリーズは色々あるのですが、この竹の根を使ったハンドルに親方と私が惚れ込んでバッグを作りました。

竹ハンドル、バッグ共に同じ物がありません。

バッグのデザイン&作成は、広島在住のファブリックデザイナーのcloth jun.さんに依頼。

若い方でも持ちたくなる、シンプルで使い易いデザインコンセプトでオーダーしました。

縦型の方のバッグは広島県福山市の経済リポート紙の社長の目に留まり、取り上げて頂くことになったそうです。


LLP和楽美さんもcloth jun.さんも、私が病気で帰省していた時に知り合った方々です。

病気はショックで大変な事でしたが、病気になったお陰でこんな商品が出来る出会いがあったと思うと、悪いことばかりではないと思います。



こちらのバッグですが、納品がこれからですので価格は未定。

今月15~20日に東武池袋店で開催の奄美物産展でデビューの予定ですので、奄美の皆さんへのお披露目はもう少し後となります。  


Posted by junko  at 12:48Comments(0)

2010年07月06日

盗難に

あいました。

数時間前のことです。


私は紬織工ですが、織りだけでは技術も未熟で織り賃も安く生活していけません。

生活の為に一ヶ月前から屋仁川の居酒屋で平日の夜にバイトをしています。

今夜は遅い時間にお客様が入り、23時あがりが24時半あがりに。

オーナーがお客様との飲みに誘って下さり屋仁川に。

ソシアルビルのお店で飲み、少し移動してもう一軒に。

一時間足らずで切り上げてソシアルビル前に停めていた自転車を取りに行くと・・・ 無い!!!

オーナーの自転車はあるのに、私の自転車だけ無かったのです。

先週の日曜日に買ったばかりの自転車。

家からバイト先への時短の為に買ったのです。

折り畳み式のサドル茶のシルバーボディの自転車。

かごは付いていません。

盗難に会わない様に後輪をエンジ色のワイヤーの鍵で施錠していました。

前輪泥除けには『JUNKO.S』と明記、後輪泥除けにはカープマスコットのカープ坊やのシールを貼っています。

防犯登録をしていたので直ぐに奄美署に連絡したのですが、パトカーが出払っていたので夜が明けてから交番に来て下さいとがっかりな対応をされました。

一緒に居た方から「ショックでしょ?」と言われ、そうでもないと思っていましたが・・・


やっぱり悔しい。

1月に病気が発見された時に友人から「奄美を嫌いにならないで!」と言われた時には何とも思いませんでしたが、今はとっても悔しいし悲しい。

なけなしのお金で生活の為に買った自転車を盗るなんて!

何で私の自転車?

明日からまた元に戻って歩けばいいだけでしょうが・・・

こんなに奄美に来て悲しい思いをした事はないですicon11


  


Posted by junko  at 05:49Comments(7)

2010年07月05日

浴衣に

浴衣と言えば、下駄ですねicon06

紬の鼻緒の下駄なんて如何ですか?









私の地元に近い広島県福山市には、松永と言う日本一の下駄の産地の町があります。

奄美に来る前からお世話になっていた“松永下駄工房”さんに依頼し、紬の鼻緒の下駄をオーダーしました。

オーダーした人が捻くれ者ですので、同じ下駄が2つとありません!

男物、女物両方あります。

人と違う者が履きたい方は是非face02

お値段は4200~6000円位で、龍郷町の『前田紬工芸』さんで販売しています。



昨夜、ホテルでの販売会終了後に名瀬に出てこられていた紬の親方と合流。

食事後親方が帰られ、ご一緒されてた方々と飲みに。

そこでやってしまいましたface07

親より年上の方に噛み付いてしまいました。

田舎だから、やり方が解らないからと話される方に、やろうとしないからでは?的な発言を・・・

行動しないままに諦めるのは勿体無く、ましてや行政に携わっている方が言われるのが我慢できず・・・

お酒が入っていたとはいえ、何で「そうですね。」と受け流せないのかと反省icon11

私、友人のMさん曰く『意地むん』なんです。

素直に「はい」って言えればいいのに、自分が違うと思えば意見してしまいます。

だから可愛くないと言われるのでしょう。

昨夜は本当に反省icon10

同席されていた方々が、生意気な私の話に耳を傾けて下さり、怒らずにいて下さったことが幸いでした。

あと、浴衣の駄目だしをした『マ〇ン』のママさん、からかいまくった『き・・・・』のダイちゃん、昨夜はすみませんでしたm(_ _)m

私は優しい周りに許されながら生活しています。

今日も優しい皆様に感謝!







  


Posted by junko  at 02:50Comments(0)

2010年07月03日

今日も?


朝から和装ですicon10

販売会が昨日までの予定でしたが、急遽今日まで会期延長しました。


今日は綿麻の白い浴衣にアンティークの夏帯を合わせました。

帯締めは母に編んでもらったビーズの帯締め。

爽やかに見えるように装っています。


少し商品の紹介を。

大島紬のパッチワークバッグを広島の作家さんに作って頂きました。


B面にはファスナーポケット。


少しデザイン違いで3点あります。

このバッグ、女心をくすぐるウフフな秘密があります。

それは・・・  実際手に取った方のみぞ知る。


大島紬の糸を編んだショール。


モデルは私です(笑)

紬の糸を20本束ねてこつこつとかぎ針で編んだ作品。


一緒に販売会を行っている『布糸戯工房』のお母さんが作っています。


紬は今日20時まで、『布糸戯工房』は明日まで名瀬のウエストコートホテルのロビーで販売しています。



さて、今日は夜のバイトも無く、販売会も最終日。

今夜は着物つけたまま飲みに行きましょうかね~face02  


Posted by junko  at 15:31Comments(0)

2010年07月02日

三日目

今日は朝から暑いですねicon01

汗をかきながら、今日も販売会のお手伝いに出てきました。

今日はアンティークの夏大島?に、楽チンの兵児帯を合わせました。



ホテルの中は涼しくて着物でも快適ですが、外は暑いんでしょうね。。。


少し珍しい紬を紹介します。



こちらは“ハブ柄”の紬になります。

ハブとは、あのハブです。

縦のよろけの様な柄行になっています。

ハブの背中に見えますか?  


Posted by junko  at 13:55Comments(0)

2010年07月01日

紬販売会


雨ですねicon03

午後からは晴れるそうですが。

天気の悪い日は、明るい色の服を着る様にしています。

なので、今日の着物は白。

アンティークの小千谷ちぢみに黒い夏帯を合わせています。



帯の端にはヤツデの葉っぱ、蝸牛付きです♪

ちょっと後姿に締まりがなさ過ぎですねicon10



昨日から、名瀬のウエストコートホテルの1階ロビー横で紬の販売会を行っています。







紬の反物だけでなく、バッグやネクタイの小物も多数あります。


客足少なく、店番に暇を持て余しているので、冷やかしでもいいのでお時間がある方はお立ち寄り下さい。

  


Posted by junko  at 10:55Comments(4)